「萩焼」を楽しむ

「萩焼」を楽しむ

陶器である萩焼は磁器質の不変の器と違い、「変化を楽しめる」自分と一緒に歳を取るような器といえます。日々変化をする器は、成長を見守る親のような心で器を育てる気持ちになります。


茶の湯の世界では「一楽、二萩、三唐津」と言われますが、どれも変化を楽しめる、自分で育てる器の代表ではないかと思っています。使う方、育てる方それぞれに表情の違う器を生み出せる、使い手が完成させる陶器です。
かつて萩の枇杷色と表現された時代もありましたが、近年では窯元それぞれが工夫を凝らして色とりどりの萩焼の世界が広がり、様々な顔を持つようになっています。
今も昔も御細工人の思いが器を生み、手元に迎えた方々が育てる器、それが萩焼です。

現代におきましては、生活様式の変化に伴い、日常生活において食卓やくらしを彩る器として時代のニーズに合わせた萩焼も多く作られ、幅広い方々に支持されています。

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萩焼協同組合
〒758-0047 山口県萩市東田町19-4 萩商工会議所内
TEL.0838-25-3333 FAX.0838-25-3436